ガイド

プライバシーポリシーには、何を書きますか

自社が個人情報をどう扱うかを、本人に分かる形で示すことです。先に取得・利用・共有の実態を整理し、その内容と法律上の公表・通知等の義務に沿って作成します。

このガイドは、情報と使い道の棚卸し、第三者提供・委託・海外サービスの区別、開示請求への対応と改定時の確認を順に整理します。

公開 2026年10月9日 最終更新 2026年10月9日 Nomaris編集部

棚卸し

最初に、取得する情報と使い道をどう棚卸ししますか

問い合わせ、会員登録、採用、決済などの場面ごとに、取得する情報と利用目的を整理します。「事業のため」だけでは広すぎるため、例えば「問い合わせへの回答」「利用料金の請求」のように具体化します。

入力フォームで本人から直接取得する場合などは、取得方法に応じた利用目的の明示も必要です。ポリシーを公開すれば、すべての取得・利用について同意まで得られるわけではありません。

共有先

第三者提供・委託・海外サービスは、どう区別しますか

個人データの第三者提供には原則として本人同意が必要ですが、法令上の例外等があります。利用目的の達成に必要な範囲の委託は、第三者提供の規律では別扱いとなり、委託先の監督が必要です。共同利用にも、公表等の要件があります。

海外の事業者に委託する場合は、外国第三者提供の規律を別途確認します。同意による方法だけでなく、相当措置を継続的に講ずる体制等による方法もあり、それぞれ要件が異なります。サーバーの所在地だけで判断せず、事業者がデータを取り扱う契約・実態を確認します。

運用

開示請求への対応と改定時の確認は、何をしますか

保有個人データについては、事業者情報、利用目的、開示等の請求手続、安全管理措置の概要など、本人が知り得る状態に置くべき事項を確認します。窓口の記載だけでなく、請求を受けて対応できる社内体制も必要です。

実務では「データ項目/目的/共有先/保存期間」の一覧を作ると、ひな形とのずれを見つけやすくなります。解析・広告ツールを追加した際も更新を検討します。

2026年7月17日には改正個人情報保護法が公布されています。一部を除き、公布から2年以内の政令で定める日に施行されるため、公布済みの内容と、実際に適用される規定を区別して確認します。

よくある質問

プライバシーポリシーを公開すれば同意を得たことになりますか

なりません。取得方法に応じた利用目的の明示や、第三者提供・外国第三者提供の同意は、場面ごとに別途必要です。ポリシーは取扱いの全体を示す文書として整えます

海外のクラウドサービスを使うときは何を確認しますか

外国第三者提供の規律に当たるかを、サーバーの所在地ではなく、事業者がデータを取り扱う契約と実態で確認します。同意による方法と、相当措置を講ずる体制による方法で要件が異なります

ポリシーはいつ見直すべきですか

取得する情報や共有先が変わったとき、解析・広告ツールを足したとき、法改正が施行されるときです。データ項目・目的・共有先・保存期間の一覧を持っておくと、ずれに気づきやすくなります

取扱いの実態から、 文章を整えられます

取得情報と利用目的、委託・共有先を伝えると、Nomarisがプライバシーポリシーを作成して点検します。通知・同意取得の画面との整合も、この流れで確かめられます。

本稿は日本法に関する一般的な情報です。法令の適用や条項の有効性は、取引の実態・当事者・契約内容によって異なります。記載例は検討用の一例であり、実際の契約条件に合わせた調整が必要です。

AIによる分析は法務業務を補助するものであり、最終的な法的判断ではありません