AIポリシー
制定日:2026年10月19日
はじめに
株式会社Laplas(以下「当社」といいます。)は、企業向けの外部法務部サービス「Nomaris」(以下「本サービス」といいます。)で生成AIを利用しています。本ポリシーは、当社がAIを開発、提供および利用するにあたっての倫理方針と、本サービスの提供に関する考え方を定めるものです。当社は、総務省および経済産業省の「AI事業者ガイドライン」を参考に、本ポリシーを運用します。
第1条(AI倫理方針)
当社は、次の原則に従ってAIを開発、提供および利用します。 1. 人間中心:AIは利用者の判断を助けるための道具です。契約の締結、法的な判断その他の重要な決定は、利用者が行います。 2. 安全性:AIの出力が利用者や第三者に損害を与えないよう、リスクを評価し、対策を講じます。 3. 公平性:国籍、性別、年齢その他の属性に基づく不当な差別を生まないよう配慮します。 4. プライバシーの保護:個人情報を、法令とプライバシーポリシーに従って取り扱います。 5. セキュリティ:不正な指示による誘導、情報の漏えいその他のAIに固有の攻撃からサービスを守ります。 6. 透明性:使用するAIの提供元、AIが行うこと、出力の根拠と限界を、利用者が確認できるようにします。 7. アカウンタビリティ:AIの利用に関する判断と記録を残し、説明できるようにします。 8. 法令の遵守:弁護士法、個人情報の保護に関する法律、著作権法その他の関係法令を遵守します。
第2条(本サービスの提供に関する考え方)
1. 本サービスの回答、分析および書面は、利用者が判断するための参考情報または案です。当社が利用者の代理人として、個別案件の最終的な法的判断、交渉または法律事務を行うものではありません(利用規約 第4条第2項)。 2. 電子署名の依頼の送信その他の取り消せない操作は、利用者の承認なしに実行しません。 3. 訴訟その他の紛争の代理や、紛争を前提とする書面の作成は行いません(利用規約 第4条第3項)。 4. 法務相談への回答には、根拠とした条文、判例および資料を示します。法令と判例の引用は一次資料と照合し、その結果を表示します。 5. AIが提案する契約書の修正は、変更履歴として示し、利用者が反映するかどうかを選べるようにします。
第3条(利用者データの保護)
1. 利用者が本サービスに入力し、または保管したデータ(以下「利用者データ」といいます。)に関する権利は、利用者または正当な権利者に留保されます(利用規約 第8条第1項)。 2. 当社は、利用者データを、本サービスの提供、保守、障害対応およびセキュリティの確保に必要な範囲で取り扱います。他の利用者に対する回答または書面の生成のために、利用者データを横断して利用しません(利用規約 第8条第2項)。 3. 当社は、利用者データを、当社または第三者の基盤モデルその他の生成AIモデルの学習または追加学習に利用せず、利用させません。外部AI事業者のAPIは、送信したデータがモデルの学習に利用されない設定で使用します(利用規約 第8条第3項、第9条第1項)。 4. 利用者データは会社ごとに分離して保管し、他の会社から参照できないようにします。 5. 利用者データの取扱いを委託する事業者、その役割、取り扱う情報および処理の地域は、委託先一覧(https://nomaris.laplas.co.jp/legal/subprocessors)で公表します。
第4条(知的財産権の尊重)
1. 当社は、著作権その他の第三者の知的財産権を尊重します。本サービスが外部の資料を参照して回答する場合は、出典を示します。 2. 本サービスにより生成された回答、分析および書面は、利用者が自己の事業のために利用、複製、編集および第三者へ提供できます(利用規約 第12条第4項)。 3. 生成AIの出力が第三者の権利を侵害しないことを、当社は保証できません(利用規約 第12条第3項)。生成物を外部に公表する場合などは、利用者においても内容をご確認ください。 4. 権利の侵害に関する申出は、第9条の窓口で受け付けます。
第5条(個人情報の入力について)
本サービスには、業務に必要な範囲を超えて個人情報を入力しないでください。特に、マイナンバー、健康・病歴その他の要配慮個人情報、クレジットカード番号、パスワードは、業務上の必要がない限り入力しないでください。本サービスで取り扱う個人情報は、プライバシーポリシーに従って取り扱います。
第6条(公平性とAIの限界)
1. 本サービスの回答は、条文、判例および契約条項に基づく法務の観点に限り、当事者の国籍、性別、年齢その他の属性に基づく判断を行いません。 2. 当社は、基盤モデルの提供元が講じる安全対策(有害または差別的な出力の抑制)を利用します。 3. 生成AIの出力には、誤り、古い情報、偏りが含まれることがあります。当社はこれを減らす対策を講じますが、無くすことはできません。重要な判断の前には、根拠とされた条文や判例を確認し、必要に応じて弁護士その他の専門家にご相談ください。
第7条(使用するAIと安全対策)
1. 本サービスは、OpenAI社が提供する大規模言語モデルと埋め込みモデルをAPI経由で使用します。当社は、自社で基盤モデルの学習や追加学習を行いません。 2. 当社は、依頼文の中の不正な指示の検知、読み込む資料の中の命令文に従わない指示、内部の指示の漏えいの検知、会社ごとのデータの分離その他の対策を講じます。 3. 当社は、AIリスク管理規程に基づき、機能のリリース前、年1回および重要な変更があったときに、AIに固有のリスクと、個人や社会への影響を評価し(インパクトアセスメント)、対策を見直します。
第8条(責任体制)
本ポリシーの運用の責任者は、当社の代表取締役とします。代表取締役は、情報セキュリティ責任者および個人情報保護管理者を兼ね、AIの利用に関するリスクの評価と対策、利用者データおよび知的財産権の保護、申出への対応について責任を負います。
第9条(お問い合わせと申出の窓口)
本ポリシー、AIの出力、権利侵害の申出および学習データからの除外の申出(オプトアウト)は、次の窓口で受け付けます。 お問い合わせフォーム:https://nomaris.laplas.co.jp/contact メールアドレス:info@nomaris.pro 受け付けた申出は、記録したうえで対応し、結果をお知らせします。
第10条(見直し)
当社は、法令、ガイドライン、技術および本サービスの変化に応じて、少なくとも年1回、本ポリシーを見直します。本ポリシーを変更した場合は、本サービスのWebサイトでお知らせします。